みなさん、初めまして。
川本英美子と申します。
私は、佐伯区内にある水廻りの修理・メンテナンスをしている会社に勤務しています。
といっても実際に作業に出ているわけではなく、事務担当としてですが・・・
でも、会社にかかってくるトラブルの電話や現場作業員から聞く裏話を通して知った情報から、
水周りに関するウラ知識は一般の女性よりもあるんじゃないかな?と思っています。
ここでは、普段水廻りを使う女性と、その裏側を知る業者の両方の視点から、
水廻りに関する情報を伝えていきたいと思っています。
さて、みなさんは、「家」と「住まい」の違いをどのようにイメージされますか?
私は、「家」に対しては「建築物」、「住まい」に対しては「生活の場」という
イメージを持っています。そこに住む人と共に生きているのが「住まい」だと思っています。
「生きている」と言うと、「ん?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
例えば、給水・排水設備を想像してみて下さい・・・
蛇口をひねって水を出し、使った水を排水溝に流す・・・
「水を飲み、やがて排出する」という人間の基本的な行動に似ていると思いませんか?
それらの設備は、まさに人の体の仕組みと同じだと思います。
《住まいにも健康診断は必要です》
では、メンテナンスについてはどうでしょう?
みなさんは、御自身の健康については気を遣っていますか?気を付けようと思ってはいても、
特に、目に見えない体の内側に対してはなかなか注意できませんよね?
それと同じことが「住まい」にも言えます。いくら外観は立派な家でも、
基礎の部分がボロボロだと長持ちしませんよね?
水廻りは、衛生面などで私達の健康に直に関わっており、
私達の生活の基礎を支える部分です。
それなのに・・・給水管、排水管等の設備は普段は隠れていて、
注意を払うことがなかなか出来ない場所です。
何かトラブルが起きてから初めて気付くということがほとんどです。
ここで、私達が出会ったトラブルについて一つご紹介しましょう。
(一人暮らしの若い男性 Aさん宅)
ある日、台所の流しが詰まっているとの連絡を受け、私達はAさん宅に行きました。
なるほど、流しには水が溜まり流れていきません。
私達は配水管を洗浄する機材を使い、詰りを取り除きました。
さて、何が詰まっていたでしょうか?
答えは油の塊です。なぜ油の塊が詰まってしまったのでしょうか?
それはAさんの食生活が原因でした。配水管に油の塊が詰まるということは、
油分の多いものを流すからです。Aさんは揚げ物好きだったのでしょうか?
それとも中華好き?いえいえ、原因はカップ麺です。一人暮らしの若者にとって、
カップ麺はとても便利な食べ物でしょう。では、食べ終わったら・・・
中にはスープまで完食する人もいるかもしれませんが、ほとんど捨ててしまいますよね?
残ったスープを流し続けた結果、配水管が詰まってしまったのです。
こんなことにならない為には、どうしたら良いのでしょう?
スープまで全部飲む!そんなことを続けたら、
配水管が詰まる前に自分の血管が詰まってしまいますよね?
そこで、やむを得ずスープを流してしまう場合は、熱湯と一緒に流しましょう。
熱湯が油を溶かして流してくれます。
ただし、本当はこれはお薦め出来る方法ではないのです。
環境のことを考えるならば、固めて捨てるのが一番です。
最近では通信販売などでも、「カップ麺のスープを固める粉」
(てんぷら油を固めて捨てる商品と似たようなもの)が販売されています。
でも、やはりこれではお金がかかってしまいますよね?
だから、やっぱり食生活を見直すのが一番ですね!
なかなか難しいでしょうが・・・
いかがでしたか?
私達の健康と水廻りが密接に関係していることが分かってもらえたでしょうか?
私達が健康に気を遣うのと同じように、
「住まい」を長生き(=長持ち)させようと考えるなら、
普段からのメンテナンスを心がけることが大切だと言えるでしょう。
トラブルが起きてからケアするよりも、かかるコストも全然違いますよ!
今回のお話を聞いて、「うちの排水管は大丈夫?」と思ったあなた!
排水管内部をファイバースコープカメラで調査することも可能です。
(管の形態にもよりますが・・・)
詳しくお知りになりたい方は、こちらまでご連絡下さい。
→ e-mail nisikan@ceres.ocn.jp
まずは、自分で出来る小さなメンテナンスからです!
次回からは、あの有名な節約術の落とし穴や、
突然のトラブルへの応急処置法を紹介したり、
「住まい」を長持ちさせる為に「やった方が良いこと」、
「やってはいけないこと」等の水廻り関係の情報を発信していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
【プロフィール】
西日本環衛工業(有)
総務担当 川本 英美子
広島女子大学 国際文化学部卒業
マンション管理会社「M合人社計画研究所」勤務を経て、現在に至る。
私達の仕事はキレイな仕事ではありませんが、
生活の基礎に関わる部分の環境を守るという大切な役割を担っていると思います。
それを誇りに思い、日々の業務を行っています。