こんにちは。川本です。
さて、今回は前回の予告通り、「あの節約術がこんなトラブルに!」というお話です。
みなさんは、ペットボトル節水法というのをご存知ですか?
節水法というと大げさですが、トイレのタンクにペットボトルを入れるという、
雑誌でも有名な節約法なので、ご存知の方も多いでしょう。
今回は、その節水法が招いたトラブルをお話しましょう。
《節約のつもりが・・・》
(節約が大好きな主婦Cさんの場合)
節約が大好きな主婦Cさんは、ある日、雑誌でペットボトル節水法を知りました。
これはいいかも!早速Cさんは、出来るだけ多くの量を節水出来るように
2Pの大きなペットボトルを用意しました。
しかし、いざタンクを開けてみると、中には色々な部品があり、
なかなかペットボトルが入りません。Cさんは何とかペットボトルを押し込みました。
「これで毎回2Pの水が節約出来るわ♪」と大満足のCさんでしたが・・・
それからしばらくして、Cさんがトイレに行く度に、
水がチョロチョロ流れる音が聞こえるようになりました。
よく見てみると、ほんのわずかですが、便器の中を水が流れています。
「しばらくしたら止まるだろう・・・そんなに大量の水が流れてるわけじゃないし。」
Cさんは様子を見ることにしました。
しかし、水の流れは止まる気配がありません。
おかしい!Cさんは修理を依頼することにしました。
そこで私達の出番です!と言いたいところですが、
ここでトイレのタンクの仕組みをお話しておきましょう。
一般的な家庭のトイレのタンクの中は、おおまかに言うと、
3つの主な部分から出来ています。
それぞれの働きも合わせてお話しましょう。
1)給水管から入った水が、ボールタップという「浮き」のようなものの働きによって、
一定の水位で止まるようになっています。
(ここでタンクに水が溜まるのですが、ペットボトルを入れることで、
水位が高くなるために、節水できるというわけですね!)
2)排水弁という「栓(ボール状)」のようなものがタンクの底にあり、
水を流すレバーとチェーンで繋がっています。
レバーをひねると底の栓が抜けて水が流れるという仕組みです。
3)もし、水が一定水位を越えてしまった場合に、
タンクから溢れないようにする為の、「筒」(オーバーフロー管という)もついています。
(洗面台から水が溢れないようにする為の「穴」と同じような働きですね)
今回の場合は、ペットボトルを無理やり入れた際に、
2)の部分の排水弁というものを壊してしまったために起こったことでした。
結局Cさんは、節水をしようとして、
「修理代」+「チョロチョロ流れていた水の水道代
(たとえ少量と言っても、チリも積もれば・・・です!)」が余計にかかってしまいました。
今回のCさんの話し以外にも、この節約法でのトラブルの話しはよく聞きます。
「ペットボトルを入れることで流れる水量も少なくなる為、
トイレが詰まってしまった!」とか、
「タンクの水が減った時にペットボトルが倒れて部品が壊れてしまった!」とか・・・
節約法としては、いいアイデアだと思いますが、
やり方を間違えると、節約どころの話ではなくなりますよね。
普段は、トイレのタンクを開けてみようという気にはならないかもしれませんが、
仕組みを知っておくということは、とても良いことだと思います。
仕組みを知ることで、トラブルを防ぐことも出来ますから。
ただし、修理はもちろん、プロの業者にお任せ下さいね!