皆様こんにちは。快適工房の中下典昭です。
清掃の仕事をしています。
気がつけばアッという間に3月です。
よく1月は往ぬる、2月は逃げると言いますが、
2月には見事に逃げられてしまった、という感じです。
3月には簡単に去られないよう、大切に過ごして生きたいものです。
さて、前回の続き、新築ビルの
外壁のタイル洗いについて。
前回も書きましたが、少し復習。
新築ビルの工事でタイル屋さんが外壁のタイルを貼る際、
タイルの目地をモルタルで埋めていくのですが、
その時にはみ出したモルタルを水を含ませたスポンジで
拭き取ります。
ところが、完全には拭き取れないため、タイルの上に薄っすらと
モルタルが乗っている状態になり、ちょうどホコリをかぶったように
薄汚れたタイル、という感じになってしまうのです。
それではあまりにも不細工なため、目地のモルタルが乾いて固まった後に
タイル面を洗ってきれいにするのです。
その手順からお話します。
まず、準備として、雨カッパと長靴、ゴム手袋を装着し
ヘルメットをかぶります。
えらい大げさな装備に感じられるかもしれませんが
タイル洗いには外壁を水で流すので
ずぶ濡れになってしまうのです。
そして、タイルを洗うための薬品を調合します。
そこで登場するのが、なんと・・・
塩酸!
まず、バケツに希塩酸作ります。
その時注意が必要なのは、濃塩酸に水を入れるのではなく
水に濃塩酸を入れる、ということです。
濃塩酸はとても危険で、容器の蓋を開けると
煙が出てきて、刺激臭がします。
なので、水に濃塩酸を注いだ方がいきなり薄まるため
危険が少ないのです。
先日、タイル洗いの仕事で水に濃塩酸を注いでいる時に、
飛び散って顔に掛かってしまいました。
すぐに水で洗い流したのですが、
後で鏡を見ると、ひどい顔になっていました。
ちょうど砂利道にほっぺたを押し付けて
1.5メートル引きずられたように
(なぜ1.5メートルか、といのは追求しないでください。)
顔にキズをおってしまったのです。
皆さんも塩酸を使うときには十分お気をつけください!って
日常生活で塩酸なんて使わないですから。残念!
って感じですよねぇ。
そして、そのバケツに作った希塩酸と洗車ブラシのような
大きなブラシを持って、おもむろに足場に上っていき
タイル面に希塩酸を塗っていくのです。
するとタイル表面に薄く残っていたモルタルに
塩酸が反応します。
その後、水で洗い流すとキレイになります。
ただ水で洗い流すのではなく、高圧洗浄機を使うこともあります。
タイルの種類や、汚れ具合によっては高圧洗浄機を使って
勢いよく洗い流してやらないとキレイにならないことがあります。
以上がタイル洗いの概略ですが、私自身、この仕事に就くまでは
こんな仕事が世の中に存在するとは想像もしていませんでした。
洗い屋の仕事の一部だけでそうなのですが、
新築ビルの建設現場では、実にたくさんの職人さんが
実に色々な仕事をしています。
物を作る、といのは何でもそれなりのノウハウや技術が必要ですが、
家を作るということは、大変ですごいことなんだなぁ、と感じます。
そして、どんな住まいでも数々のノウハウや技術、
そしてたくさんの人の手を経て出来上がっていて、
当たり前のように過ごしている住まいでも
そのようなものの上に快適さが成り立っているのだなぁ、と感じます。
それでは、また。
快適工房 中下 典昭
e-mail: tenn@k7.dion.ne.jp
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