まだ建てないで!欠陥住宅を防ぐ7つの防衛策 [若本 修治]


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     まだ建てないで!欠陥住宅を防ぐ7つの防衛策

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 こんにちは。住宅建築コンサルタント改め、
 『住まいづくり専門コンシェルジェ』の若本です。
 幅広い知識と経験で、家づくりに関する助言を行なっています。

 第一の防衛策はいかがでしたか?

    >> 設計段階から、第三者のチェックを入れましょう! <<

                        というものでした。

 
 住まいのキホンといえば・・・
 何が思い浮かぶでしょうか?
 「基本」という字から連想してください。

 イメージできました・・・?

 皆さんに不動産を購入する前や、家を建てる前に
 『学習』してもらおうというこのサイト。

 『学習』の基本といえば、やっぱり「基礎」ができているかどうかでしょう。
 基礎ができていれば、応用が利きます。
 「砂上の楼閣」というように、基礎が不安定であれば、
 いくら上に立派なものができても崩れてしまいます。

 第二の防衛策は『基礎と地盤』について考えていきます。

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  鉄骨は強い!?
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 阪神淡路大震災で、多くの家屋が倒壊しました。
 震災直後に、大手ハウスメーカーがいち早くメッセージを出しました。

 「マグニチュード7.2にも耐えた、抜群の耐震性能!」

 これで、『木造住宅は耐震性能に劣る』
 というイメージが一般消費者に付いてしまいました。
 大手ハウスメーカーの戦略勝ちです。

 そんな鉄骨系プレハブメーカーで
 3年前に家を建てた施主から相談がありました。

 「私たちの家は欠陥住宅です。メーカーは少しも対応してくれません」
 電話の向こうの声は、途方にくれたような声です。

 それまで住んでいた古い家が道路拡幅に引っ掛かり、
 建替えを余儀なくされたそうです。
 その計画を察知して積極的にアプローチしてきた
 とある大手ハウスメーカーで家を建てたのです。

 「どのような状況なのか、一度見させて下さい」
 早速、測量道具一式を持って、現地に行きました。

       ▽ ▼ ▽ 

 現地に着くと、外壁はグレーのサイディング張りで、三階建て住宅です。
 まだ新しく、一見普通の住宅に見えます。

 「ここを見てください!」
 奥さんの指差すほうを見てみると、
 外壁のサイディングにクラック(ひび割れ)が出ています。

 そして、インナーガレージとなっている駐車スペースも
 床のモルタルには、亀甲状に無数のひび割れが伸びています

 話を聞いて見ると、サイディングは何度も張り直したとのこと。
 張り直しても、数ヶ月もするとまたクラックが入ります。

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 誤差の範囲!?
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 このような状態を、専門用語で『不同沈下』(ふとうちんか)といいます。
 敷地内の地盤の固さが、場所によって異なり、
 建物がよじれるように、徐々に沈んでいきます。

 念のため、建物の四隅の基礎の高さを測量してみました。
 そうしたら、左隅と右隅で3センチほどの高低差があったのです。
 恐らく、いまだに少しずつ沈んでいるのでしょう。

 この状態であれば、躯体の鉄骨がゆがみ続けているので
 何度外壁を張り替えても、すぐにクラックが入ります。
 いかに、鉄骨が強度が強いといえども・・・
 (でも本当に強いのは重量鉄骨で、ほとんどのメーカーは軽量鉄骨です)

 ハウスメーカーは、クラックが出たあと、
 地盤が悪かったということを理解したようです。
 すぐに地盤調査の会社に当たらせ、杭打ちなどの処置をしました。

 しかし、一向に沈下は収まりません。
 クラックが直らないのに、施主は納得できません。

 そうこうするうちに・・・
 「ここの施主は気が変だ!」と
 メーカー側は一切対応しなくなったというのです。

  「基礎の高さが3センチ違うのは、施工の誤差です。
   建築業界では、5/1000までの誤差は許容範囲なのです!」
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 責任者が来て、建物の規模(間口10メートル強)からいって、
 5センチまでは、工事のミスでも欠陥でもない『誤・差』
 と強調して帰っていったそうです。

       ▽ ▼ ▽ 

  「私たちは、建築業界の基準は知りません。
   基準内に収まることを求めているのではありません。
   クラックの出ない家を求めているのです・・・」

 施主の訴えはもっともです。

 初めから基礎の高さに3センチの差があれば、
 鉄骨を組む段階で調整すれば、外壁に影響は出ません。
 仕上たあとに、下地が動いているから、クラックが止まらないのです。

 奥さんに、二階のキッチンを案内されてさらに驚きました!
 システムキッチンの吊戸棚も傾いているのです。
 そして、異臭までするのです。どうも下水のような臭いです。

 建物がゆがんだことで、配管の一部が破損して
 通常、臭いが逆流しないように水が溜まるようになっている
 『封水』(U字型の配管部分)が切れているようです。

 二世帯住宅としては小さすぎる配管の口径など、
 調べれば調べるほど、多くのミスが出てきました。

 「誤差の範囲!?」

 あなたは、刷り替えられた「誤差」に納得できますか?
 これが欠陥住宅の始まりです。

 ◆第ニの防衛策◆

    >>何ごとも基礎が大事!!
       建てる前に必ず地耐力検査を行ないましょう <<

 ⇒地耐力とは、地盤がどのくらいの支持力を持っているかを調べること。
  最も簡単なスウェーデン式サウンディングであれば、
  数万円で土質の判定が可能です。

 ではまたお会いしましょう!

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【プロフィール】

  ダブルスネットワーク(株)
     代表取締役 若本 修治
     (中小企業診断士・インテリアコーディネーター)

山口県大島郡(周防大島)生まれ
福岡大学工学部建築学科卒業
店舗の企画・設計・施工の中堅企業『布谷 東京支社』に入社し、
バブル期の首都圏の個性的な店舗デザインを数多く手掛ける。
平成3年Jターンで広島に移住。
住宅リフォームの全国チェーン『ミスタービルド広島』のスーパー
バイザーとして、加盟工務店の指導・育成にあたる。
その後、積水ハウスで驚異的な営業実績を挙げて全国に名を轟かせ
た"カリスマコンサルタント"丸山景右氏の事務所で、おもに西日本
地区の工務店ネットワークをつくる。200社を超える工務店・住宅
会社を指導し、プロを見極める確かな目は定評!
平成13年独立。
現在『住宅CMサービス広島』のコンストラクションマネージャー
を務める。中小企業診断士およびインテリアコーディネーター
Aシティ(安佐南区)で妻と2人の子供に囲まれて暮らす。

 ●発行者の詳しいプロフィールはこちら
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  http://www.cms-hiroshima.com/mailmag/profile.htm