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まだ建てないで!欠陥住宅を防ぐ7つの防衛策
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こんにちは、『住まいづくり専門コンシェルジェ』の若本です。
このミニセミナーでは、欠陥住宅を防ぐために施主が知っておきたいポイント
を7つに分けてお知らせしています。
まずは、これまでの復習をしてみます。
●第一の防衛策
>> 設計段階から、第三者のチェックを入れましょう! <<
●第ニの防衛策
>> 何ごとも基礎が大事!!
建てる前に必ず地耐力検査を行ないましょう <<
●第三の防衛策
>>アンカーボルトは基礎と土台を緊結する要です <<
●第四の防衛策
>>壁を塞ぐ前に、構造材の取付け強度を確認しましょう <<
今回は、雨漏りに遭わないための防水の話です。
2000年に施行された『住宅品質確保促進法』(品確法)でも
瑕疵(隠れた欠陥)に対して、10年保証が義務付けられたのは、
▼「構造耐力上主要な部分」 と
▼「雨水の侵入を防止する部分」 のみです。
その他の仕上げなどに関しては、1年または2年の保証しかありません。
それだけ、雨漏りを放置しておくと、建物の耐久性に大きく影響し、
大きな災害で、建物倒壊など入居者の生命・財産の危険も考えられるのです。
しかし、建物の引渡しを受けて
表面から眺めただけでは、全く分かりません。
これは、プロが見ても同じです。
それでも瑕疵が表面化するということは・・・
相当悪質な建売り業者くらいしかいないんじゃないかって?
でも、そんな事例は意外と身近でもあるのです。 (>_<)
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新入社員の仕事は・・?
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私はUターン転職で、平成3年に東京から広島に来ました。
転職先は、当時会社設立間もない、住宅リフォームのFC本部です。
アメリカに総本部があり、日本法人があって、広島の地域本部という形です。
地元の中堅住宅会社が中心となり、地元金融機関や証券会社、マスコミ、
建材メーカーなどが出資して、華やかなスタートを切ったところでした。
広島という地方で、新会社の資本金が2億円です! 凄くないって? (^^ゞ
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その中堅住宅会社の持ち株比率が高かったので、グループ企業です。
広島県の地域本部のオーナーは、その住宅会社の社長が兼務していました。
大変頭の回転が早く、新しい仕掛けをする業界でも注目の社長です。
しかし、バブル経済の狂乱が収まるその頃、
母体の住宅会社は大変な問題を抱えていたのです。
私は、地元の事情もその会社の成り立ちも知らないまま、
子会社であるFC本部に入社したのでした・・・。
▽ ▼ ▽
母体の住宅会社は平成8年に倒産したので、
今では『大変な問題』も書くことが出来ます。
何が大変だったかというと、お客様からのクレームと
裁判への対応が大変だったのです。
(ちなみに顧問弁護士は、テレビでもおなじみの敏腕弁護士です)
その会社の新人営業マンは、まず雨漏りの水処理班を命じられます!
ぞうきんを持っていくのではなく、バケツと塵取りです。
とてもぞうきんで間に合うようなレベルではなく、
入社間もない新人は度肝を抜かれます・・・ (*_*)
時には、くるぶしまで浸かって水を外に掻い出します。
まるでその家だけが床上浸水のようだったと、当時の後輩が話していました。
これが、1軒や2軒ではなく、またローコスト住宅でもないのです。
バブルに踊った人たちが建てた、1億円を超えるような邸宅です。
「なんで、そんな邸宅が・・・?」
誰もがそう思うかも知れません。
お金をかけた邸宅だからこそ起こった悲劇ともいえるのです。(>_<)
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屋根形状と防水施工
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バブルを謳歌したこの住宅会社は、今でいう「デザイナーハウス」を
数多く手掛けていました。
安佐南区の毘沙門台にあった現地モデルハウスは
ビルトインガレージにポルシェが置いてあり、
3億円を超える価格表示がされていました。
石やガラスやコンクリートなど、高級素材をふんだんに使い
建築家に設計させた邸宅が売り物で、高額所得層の心をくすぐっていました。
しかし複雑な形状をした屋根や外壁に、技術が追いつかなかったのです。
雨漏りの要因は大きく2つです。
(1) 複雑な形状の設計で、高度で手間の掛かる防水施工が必要。
⇒ つまり、建築家が華美なデザインを求めすぎた。
(2) 防水紙の重ね代が不十分など、施工レベルに問題があった。
一般には、欠陥は施工だけの問題と思われます。
確かに、施工技術の問題は否定できません。
しかし、欠陥のリスクの高い設計というものもあるのです。
住宅は、性能や耐久性が問題とならない彫刻やオブジェとは違います。
しかし、雑誌などで紹介されるデザイナーハウスはまさに「作品」です。
どのように納めるのか、現場の職人が迷うような建物は、
まず、雨漏りなどの欠陥が内在していると考えた方がいいのです。
雨漏りの原因の多くは屋根の形状です。
一番安心なのは、切妻と呼ばれるシンプルな勾配屋根です。
「谷」と呼ばれる、雨水が集まるところが
できるだけ無いほうが、雨漏りのリスクはなくなります。
陸屋根と呼ばれるフラットな屋上や、屋根勾配のゆるやかなもの、
平面プランが複雑なため、屋根に谷がたくさん生じるもの、
ドーマーや天窓など、屋根に突起や開口を設けたもの・・・
外観デザインを印象付ける
このような設計が、雨漏りの危険性を数倍に押し上げるのです。
600件以上の欠陥住宅の調査を行なっている
住宅検査のプロ、日本建築検査研究所の岩山所長によると、
シロアリ被害の90%以上が、実は雨漏りが原因だと指摘しています。
■日本建築検査研究所のホームページ
⇒ http://www.kensa-firm.com/
見栄えのよさで、雨漏りの危険性を高めますか?
それとも、設計者の監理力や施工者の技術力を信じますか?
家づくりはリスクの少ないほうを選ぶのが賢明だと、私は思います。
◆第五の防衛策◆
>>雨漏りのリスクは屋根形状でチェックしましょう <<
⇒屋根が複雑になるのは、平面レイアウトが複雑なケースが多いのです。
複雑なほど、建築コストは上がり、住宅の性能は落ちていきます。
そして耐久性も劣るのです。 シンプル・イズ・ベスト!!
ではまた来月お会いしましょう!
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【プロフィール】
ダブルスネットワーク(株)
代表取締役 若本 修治
(中小企業診断士・インテリアコーディネーター)
山口県大島郡(周防大島)生まれ
福岡大学工学部建築学科卒業
店舗の企画・設計・施工の中堅企業『布谷 東京支社』に入社し、
バブル期の首都圏の個性的な店舗デザインを数多く手掛ける。
平成3年Jターンで広島に移住。
住宅リフォームの全国チェーン『ミスタービルド広島』のスーパー
バイザーとして、加盟工務店の指導・育成にあたる。
その後、積水ハウスで驚異的な営業実績を挙げて全国に名を轟かせ
た"カリスマコンサルタント"丸山景右氏の事務所で、おもに西日本
地区の工務店ネットワークをつくる。200社を超える工務店・住宅
会社を指導し、プロを見極める確かな目は定評!
平成13年独立。
現在『住宅CMサービス広島』のコンストラクションマネージャー
を務める。中小企業診断士およびインテリアコーディネーター
Aシティ(安佐南区)で妻と2人の子供に囲まれて暮らす。
●発行者の詳しいプロフィールはこちら
↓ ↓ ↓
http://www.cms-hiroshima.com/mailmag/profile.htm