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まだ建てないで!欠陥住宅を防ぐ7つの防衛策
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こんにちは、『住まいづくり専門コンシェルジェ』の若本です。
このミニセミナーでは、欠陥住宅を防ぐために施主が知っておきたいポイント
を7つに分けてお知らせしています。
まずは、前回の復習をしてみます。
●第一の防衛策
>> 設計段階から、第三者のチェックを入れましょう! <<
●第ニの防衛策
>> 何ごとも基礎が大事!!
建てる前に必ず地耐力検査を行ないましょう <<
●第三の防衛策
>>アンカーボルトは基礎と土台を緊結する要です <<
前回は、基礎と土台の話をしました。
いよいよ今回は構造体です。在来工法では軸組ともいいます。
人間でいうと骨格の部分です。
骨折すると、スポーツマンでも満足に動くことが出来ないように、
住宅も、地盤や基礎の次に大事なのがこの構造体です。
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百年持つ家
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構造体は、木造軸組工法とも呼ばれる在来工法だけでなく、
アメリカから輸入された2×4工法や鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、
さまざまな工法が混在しています。
阪神淡路大震災の影響で、どうも在来工法は地震に弱いというイメージが
ついてしまったようです。
しかし日本の気候風土で、百年を超えても間違いなく建っていると断言
できる「住宅」は、在来工法だけではないでしょうか?
特殊な用途、莫大な維持管理コストを要する施設ではなく、
一般消費者に手の届く住宅で、現有しているのも在来工法の家です。
百年間、地震や風雪などの自然災害に耐え、
何世代にもわたって、家族を見守る頑丈な住まい・・・
軽量鉄骨やコンクリートの建物で100年後、想像つきますか?
実は、私の実家も築百年を超える木造住宅です。
10年後、会社があるかどうかも分からない企業が広告のコピーで使う
「百年住宅」や「50年保証」には根拠も実績もないのが実態です。
▽ ▼ ▽
では、なぜ阪神淡路大震災では多くの在来工法の家が倒壊したのでしょう。
ここに、欠陥住宅とそうでない住宅が顕著に表れました。
震災で倒壊した建物の多くが、
耐震基準の法律が変わった1981年以前に建てられたものでした。
戦後の住宅不足やオイルショックなどを経る中で、
昭和五十年代前半くらいまでは、粗悪な建売住宅が数多く建てられました。
もちろん、当時2×4工法や鉄骨の住宅など数えるほどしかありません。
現在でさえ、プレハブ住宅のシェアが20%そこそこで
木造住宅と同じくらい、他の工法が損傷を受ける方がおかしいでしょう?
「工法の差」ではなく、「絶対数の差」が大きいのです。
では、比較的新しい建物が倒壊していたわけは・・・?
これこそ欠陥住宅なのです。
大きく分けると以下の3つです。
(1) 壁量が足りない
神戸など狭小地では、間口が狭く1階ガレージの建物も多い。
耐力壁と呼ばれる壁がバランスよく配置されていなければ、
最も弱いところに一気に荷重がかかる。
1階店舗やガレージは軒並み被害を受けた。
これは、神輿(みこし)を担いだことがあればよく分かる。
(2) 接合部の不良(建築金物の不備)
筋交いのある建物でも、釘留めだけでは釘が飛んでいた。
筋交いプレートや羽子板ボルト、ホールダウン金物など、
適切な建築金物が、適切に取り付けられていなかった。
(3) 違法な増改築をしていた。
基礎や梁の補強なしに、2階を乗せたり、ベランダをつけたり
建物のバランスを無視した増築があった。
在来木造住宅のほうが自由度が高い分、
さまざまな技術レベルの業者が参入し、しかも十分なチェック体制が
ないことが、欠陥住宅の温床を作っています。
■参考ホームページ(阪神淡路大震災の教訓)
神戸新聞Webニュース『潜む危険 震災9年 防災の課題』
⇒ http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200401hisomu/01.html
↑ 住宅の耐震改修工事の神戸の現状が書かれています。
あれだけの被害にあっても、消費者の意識が低いのは残念です。
消費者の意識の低さが、悪質な業者を温存させてしまいます。
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施主でできるチェック
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構造体は、施主でもチェック出来るポイントが実はたくさんあります。
水平方向の木材(土台、梁、胴差し、桁など)と
垂直材(柱)を、それぞれじっくりとみていきましょう。
金物できちんと繋げられていればまずは合格です。
ひとつひとつ、柱の下部と上部を確認すれば分かります。
最近は、ピンで留めている工法もありますが、
ピンを差し忘れている場合もあるので要注意です。
釘留めや、規定の取り付け穴が締め付けされているか見ていきましょう。
8つのビス穴があるのに、6つしか留められていないなど・・・
このような状態のものはダメです。
斜めの材(筋交いやブレス)もしっかりと利いているか確かめます。
プレハブ住宅に多い軽量鉄骨造は、×字にブレスが入り、ターンパックル
という長さ調整材で張力をかけます。
ターンパックルの締め忘れによる欠陥住宅の事例も実際に出ていますが、
工事中であれば施主でも確認できます。
そして、床の下地を貼ったときに、歩き回って体重をかけてみましょう。
ギシギシと床鳴りすれば、施工不良です。
このように、壁で塞がれてしまう前、
上棟式(棟上げともいいます)の数日後でも、平面図を持参し
一本一本の柱の図面に、チェック済みのマーカーをつけていけば
そのうちに、強度に不安のあるところは不思議と見えてくるはずです。
◆第四の防衛策◆
>>壁を塞ぐ前に、構造材の取付け強度を確認しましょう <<
⇒ おかしいと感じたら、専門家のチェックを入れるのが安心です。
ではまた来月お会いしましょう!
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【プロフィール】
ダブルスネットワーク(株)
代表取締役 若本 修治
(中小企業診断士・インテリアコーディネーター)
山口県大島郡(周防大島)生まれ
福岡大学工学部建築学科卒業
店舗の企画・設計・施工の中堅企業『布谷 東京支社』に入社し、
バブル期の首都圏の個性的な店舗デザインを数多く手掛ける。
平成3年Jターンで広島に移住。
住宅リフォームの全国チェーン『ミスタービルド広島』のスーパー
バイザーとして、加盟工務店の指導・育成にあたる。
その後、積水ハウスで驚異的な営業実績を挙げて全国に名を轟かせ
た"カリスマコンサルタント"丸山景右氏の事務所で、おもに西日本
地区の工務店ネットワークをつくる。200社を超える工務店・住宅
会社を指導し、プロを見極める確かな目は定評!
平成13年独立。
現在『住宅CMサービス広島』のコンストラクションマネージャー
を務める。中小企業診断士およびインテリアコーディネーター
Aシティ(安佐南区)で妻と2人の子供に囲まれて暮らす。
●発行者の詳しいプロフィールはこちら
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http://www.cms-hiroshima.com/mailmag/profile.htm