効果抜群!! 住宅のコストを下げる8つのポイント [若本 修治]


========================================================

       効果抜群!! 住宅のコストを下げる8つのポイント

========================================================

 こんにちは、『住まいづくり専門コンシェルジェ』の若本です。
 前回に引き続き、住宅のコストを下げるポイントです。
 まず、プロに相談する前に予備知識を入れておきましょう。

 今回は、第6のポイントです。

━━━━━◇ Point.6 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【依頼先の選択】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■住宅のコスト構造とは■□

 住宅のコストは、下請け重層構造になっている業界特有のコスト構造と、
 見込み客を集めるためのコスト構造が合わさって、不透明で、
 欧米に比べて割高な住宅価格が形成されています。

 一般的に消費財として購入されている商品は、メーカー側で、
 お客様が購入可能(買ってくれそう)な価格を設定します。
 そして販売のための経費(広告宣伝費や中間流通のマージンなど)を
 見込んだ上で、製造原価を決めていきます。

 あくまで『販売可能な価格』が基準です。だから「引き算」です。

 しかし下請け重層構造の業界では、手間賃も含めた工事原価に、
 請負をする業者の利益が乗せられます。
 『原価』が基準で、こちらは「足し算」です。

 元請けから下請けに出された仕事が孫請け業者に流されます。
 職人が1日1万円で働くとすると、孫請けは1万2千円で請求、
 下請けは1万5千円で元請けに提示する、
 そして元請けはお客様に2万円の見積金額を出すといった形です。
 お客様は2万円の仕事をしてくれると思うと、
 工事を担当している技能者は半分しかもらっていないので、ギャップもでてきます。
 
 
 
□■見込み客を集めるコスト■□

 建設業は、従来から上記のような下請け重層構造でしたが、
 営業コストはあまり掛かりませんでした。
 公共事業では入札という仕組みがあり、民間工事でもルートセールスで
 営業マンが訪問していれば、一定の受注があるのです。

 営業のためにモデルを造ることも、テレビCMを流すことも、
 チラシを折込む必要もありません。
 営業マンと交際費で受注拡大をしてきました。

 本来は、住宅も営業コストが掛かるものではありませんでした。
 しかし、ご承知の通り、現在多くの住宅会社が営業マンだけでなく、
 華美な展示場に豪華なカタログ、テレビCMや折込みチラシなど、
 莫大な経費を使って見込み客を集めています。

 このようなコストを大量に掛けて見込み客を集められる会社が
 『元請け』の地位を得ることが出来るのです。
 決して技術力やコスト競争力ではありません。

 ここに、従来の下請け重層構造で膨らんだコストに見込み客集客コストも
 乗せられるという住宅業界特有の不透明な構造が出来上がりました。

 まさに、大手ハウスメーカーが販売している住宅が
 このようなコスト構造の元で造られているのです。
 なぜなら、大手ハウスメーカーの住宅のほとんどが、
 結局地元の下請け企業が取付けを行なっているのですから。

 材料コストと下請けの工事コストだけで住宅は完成できますが、
 設計料と現場管理をする経費は必要でしよう。
 それ以外の『見込み客集客コスト』はどこに
 隠れてしまったのでしょうか。

 このコストは広く一般国民が負担するのではなく、
 そのメーカーと契約した限られた人数のお客様だけに、
 分からないように負担してもらっているのです。

 無料で設計をしてもらい契約しなかったお客様のコストも、
 イベントで粗品として配られた豪華な賞品の費用等全てです。
 
 
 
□■業者選択の基準■□

 賢明な読者はお気づきでしょう。

 それでもまだ安心感を求めて、『見込み客集客コスト』を負担してあげる
 お人好しであっては、品質の良い住宅を安く取得することは出来ません。

 その企業の固定費や、『設計する』『施工する』『それをサポートする』
 部隊以外に掛かっている多くのコストの数十分の一は確実にお客様が負担するのです。

 だって、ひとつの展示場で、年間100棟以上販売するところがどれだけありますか?
 でも年間経費は莫大です。

 〜第7のポイントに続く〜





********************************************************

【プロフィール】

  ダブルスネットワーク(株)
     代表取締役 若本 修治
     (中小企業診断士・インテリアコーディネーター)

山口県大島郡(周防大島)生まれ
福岡大学工学部建築学科卒業
店舗の企画・設計・施工の中堅企業『布谷 東京支社』に入社し、
バブル期の首都圏の個性的な店舗デザインを数多く手掛ける。
平成3年Jターンで広島に移住。
住宅リフォームの全国チェーン『ミスタービルド広島』のスーパー
バイザーとして、加盟工務店の指導・育成にあたる。
その後、積水ハウスで驚異的な営業実績を挙げて全国に名を轟かせ
た"カリスマコンサルタント"丸山景右氏の事務所で、おもに西日本
地区の工務店ネットワークをつくる。200社を超える工務店・住宅
会社を指導し、プロを見極める確かな目は定評!
平成13年独立。
現在『住宅CMサービス広島』のコンストラクションマネージャー
を務める。中小企業診断士およびインテリアコーディネーター
Aシティ(安佐南区)で妻と2人の子供に囲まれて暮らす。

 ●発行者の詳しいプロフィールはこちら
  ↓  ↓  ↓
  http://www.cms-hiroshima.com/mailmag/profile.htm